“麹町番町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かうぢまちばんちやう50.0%
こうじまちばんちょう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
麹町番町かうぢまちばんちやう、藤枝外記(五百石の旗本)の屋敷。二重家體にぢうやたいにて、床の間に鎧櫃を飾り、つゞいて違ひ棚、襖。庭には飛石、石燈籠、立木。下のかたに枝折戸しをりどあり。
箕輪の心中 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
つまりその頃そのなにがしという日本画の生徒は、場所は麹町番町こうじまちばんちょうの或るいえに下宿していた。自分一人では無くて友達と二人で、同じ部屋に起臥きがを共にしていたというような有様ありさまであったのだ。
白い光と上野の鐘 (新字新仮名) / 沼田一雅(著)