麦苅入むぎかりい)” の例文
多くの地方では旧暦四月、かいこ上簇じょうぞく麦苅入むぎかりいれの支度したくに、農夫が気を取られている時分が、一番あぶないように考えられていた。これを簡明に高麦のころと名づけているところもある。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)