麦刈むぎか)” の例文
「あら、へんなの。だってわたし、『草の実』の中の綴方つづりかたを、感心して、うちの組に読んで聞かしたりしたわ。『麦刈むぎかり』だの、『醤油屋しょうゆや煙突えんとつ』なんていうの、うまかった」
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
一度御相談してからと思っていますうちに、だんだんむぎも色づきだしましたし、麦刈むぎかりが近づくにつれ、しだいにむつかしくなりそうでしたので、大いそぎ私たちでとりきめました。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)