鹿笛しかぶえ)” の例文
小松の温泉いでゆに景勝の第一を占めて、さしもにぎわい合えりし梅屋の上も下も、尾越しに通う鹿笛しかぶえに哀れを誘われて、廊下をう足音もややさびしくなりぬ。
書記官 (新字新仮名) / 川上眉山(著)