“鶴子”の読み方と例文
読み方割合
つるこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「アラマア、このがら山北やまきた鶴子つるこさんのだわ。村中でこの柄の着物持ってるのは、鶴子さんの外にありゃしないわ」
(新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
夜、鶴子つるこ炬燵こたつに入りながら、昨日東京客からみやげにもらった鉛筆で雑記帳にアイウエオの手習てならいをしたあとで、雑記帳の表紙ひょうしに「トクトミツルコノデス」と書き、それから
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
車夫くるまや鶴子つるこおぶってもらい、余等はすべ足元あしもとに気をつけ/\鉄道線路を踏切って、山田のくろ関跡せきあとの方へと上る。道もに散るの歌にちなんで、芳野桜よしのざくらを沢山植えてある。若木わかきばかりだ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)