“鶏冠山”の読み方と例文
読み方割合
けいかんざん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一々叮嚀ていねいに説明の労を取ってくれるのみならず、両人を鶏冠山けいかんざんの上まで連れて行って、草も木もない高い所から、はるかの麓を指さしながら
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それをまた右にしては鶏冠山けいかんざん牛王院山ごおういんざん雁坂峠かりざかとうげ甲武信こぶしたけであります。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そうして痛い腹をかかえながら、膏汗あぶらあせになって歩いたくらいである。鶏冠山けいかんざんを下りるとき、馬の足掻あがきが何だか変になったので、気をつけて見ると、左の前足の爪の中に大きな石がいっぱいにはまっていた。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)