“鶏冠井”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいで66.7%
かえで33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
既に平安朝の頃京都の西の桂河辺に散所さんじよが居て、ひとの土地へ来て勝手に住んで困るという苦情を書いたものがありますが、今もその地方の梅津や鶏冠井かいでに産所という所があって
同国 鶏冠井かいでの南には今も五六戸の産所があって、農業に従事している。他からあれは産所じゃとはいっておっても、社交上ほとんど区別はないとのこと、これは某警察官の直話。
俗法師考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
この前後、恒性つねさがは、山城の国鶏冠井かえで法華堂ほっけどうにかくれ、日蓮宗の日像にちぞうのもとで、名も大覚と変え、一法華行者となって、機をうかがっていたのだった。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)