鬼蓮おにばす)” の例文
そこへ、一条の泡がスウッと立ち上っていったのだが、それが水面で砕けたと思えば、突忽とっこつとして現われたのは何あろう、現在のあたり見る鬼蓮おにばすなのである。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)