“鬼熊”の読み方と例文
読み方割合
おにくま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
場所が東京の真中だけに、先年の鬼熊おにくま事件の比でない。商売熱心のある新聞社の如きは、一盗賊の為に号外を発行する騒ぎである。
黄金仮面 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
頸を締めるといふのは、人間の呼吸いきの根を止めることだ。殺人未遂だ。おれは、あいつから、殺される覚えはない。これでも親友だ。畜生つ! 破落戸ごろつき! 暴力団! 鬼熊おにくま
長閑なる反目 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)