高麗かうらい)” の例文
散り行く櫻の哀れを留めて、落ち行く先は、門司もじ赤間あかまの元の海、六十餘州の半を領せし平家の一門、船をつなぐべきなぎさだになく、波のまに/\行衞も知らぬ梶枕かぢまくら高麗かうらい
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
しかしぎの高麗かうらいといふ時代じだいはかからはかゞみがたくさんます。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)