高處タカ)” の例文
新字:高処
一樣にうなされて、苦しい息をついてゐると、音はそのまゝ、眞下へ/\、降つて行つた。がら/\と、岩のえる響き。——ちようど其が、此廬堂の眞上の高處タカに當つて居た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
一樣にうなされて、苦しい息をついてゐると、音はそのまゝ、眞下へ眞下へ、降つて行つた。がら/″\と、岩のえる響。——ちようど其が、此廬堂の眞上の高處タカに當つて居た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)