“駿河能国”の読み方と例文
読み方割合
するがのくに100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そう見られるくろずみ方で山は天地を一体の夜色にならされた。打縁流うちよする駿河能国するがのくにの暮景はかくも雄大であった。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
ふた親にとっては姉に当り、自分にとっては伯母に当る駿河能国するがのくにの福慈の女神のことについては、どういうものかふた親はあまり多くを語らなかった。語るのを好まないようだった。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)