駒城こまぎ)” の例文
里の二月は紅梅こうばいのほころぶころだが、ここは小太郎山こたろうざんの中腹、西をみても東をながめても、駒城こまぎの峰や白間しらまだけなど、白皚々はくがいがいたるそでをつらねているいちめんの銀世界で、およそ雪でないものは
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)