“こまぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小間切25.0%
小間木25.0%
細切25.0%
駒城25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
澄ました顔で肉の小間切こまぎれをいくつもつくっている。
キャラコさん:01 社交室 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
小間木こまぎの代官所から月の五ノ日に物書が通ってくるが、天保七年の米留こめどめから江戸への廻漕がとまり、七戸丸という、五百石積の藩船が、沼尻から動かないので、さしあたっての用はない。
奥の海 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
諸君には着物のどこか見えないところに、毛深いしっぽがあり、そしてしばしば赤ん坊の細切こまぎり料理を食べていると! 否、われわれは諸君に対してもっと悪いことを考えていた。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
里の二月は紅梅こうばいのほころぶころだが、ここは小太郎山こたろうざんの中腹、西をみても東をながめても、駒城こまぎの峰や白間しらまだけなど、白皚々はくがいがいたるそでをつらねているいちめんの銀世界で、およそ雪でないものは
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)