小間木こまぎ)” の例文
小間木こまぎの代官所から月の五ノ日に物書が通ってくるが、天保七年の米留こめどめから江戸への廻漕がとまり、七戸丸という、五百石積の藩船が、沼尻から動かないので、さしあたっての用はない。
奥の海 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)