馬醉木あしび)” の例文
新字:馬酔木
鹿の子の群れあそぶ廣い/\馬醉木あしびの原は漸くあの可憐な白い花に別れやうとする頃である。若草山のみどりは漸く深く、札所九番の南圓堂の鐘の音に三笠山の峯越しの雲の輝きこもる頃である。
しみみ立つ馬醉木あしび、黒木
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
葉をめば馬も醉ふとふ春日野の馬醉木あしびが原の春すぎにけり