饗應もてなす)” の例文
新字:饗応
然程さるほどに穀屋平兵衞は穀物の代金を受取んとて一人ともつれ關宿領せきやどりやう坂戸村さかとむらなる庄右衞門の方へ到りけるに庄右衞門は久々ひさ/″\御來臨おいでなりと種々いろ/\馳走ちそうして饗應もてなすにぞ平兵衞も思はず時刻を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
深切しんせつに尋ね來りし事を深く喜び彼是と饗應もてなすにぞ夫婦も安心し此度途中とちうにて少々入費ものいりも是ありしにより甚だ少しながらと金子二十兩を土産に贈りければ甚太夫は彌々いよ/\其の志ざしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)