饗応きやうおう)” の例文
旧字:饗應
鳥羽は道円に舟で饗応きやうおうせられたことなどがあるから、果して道円が毒を盛つたとすると、鳥羽に疑はしいふしがないでもないが
椙原品 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
その客の中には、彼れの妻をはづかしめた貴族もまた、まじつてゐた。客は皆、その家の屋根にある露台ろだいで、饗応きやうおうけた。
日本の女 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
使ひの男は寿枝の饗応きやうおうに恐縮して帰つた。
六白金星 (新字旧仮名) / 織田作之助(著)
ひじやうな饗応きやうおうともかんずるのだが
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)