飯酒家のみて)” の例文
南夫婦と鏡子は菊屋の寿司を書斎へ運ばれて、子供達は六畳でそれを食べて、夕飯ゆふげはそれで済んだ。飯酒家のみての英也はお照の見繕みつくろつた二三品のさかなで茶の間で徳利を当てがはれて居た。
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)