“のみて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
呑手33.3%
酒家33.3%
飯酒家33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六人乘りの傳馬てんま呑手のみてが揃つてゐるらしく、近寄るとプンと酒精アルコールが匂ひさうな中に、二十一、二の半元服の若い女が、單衣ひとへの肩を紅に染めて、しうとめらしい老女の介抱を受け
「あの方のお父さんが、やはりおそろしい酒家のみてでね。」母親も杯盤の乱れている座敷へ入って来て話し出した。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
南夫婦と鏡子は菊屋の寿司を書斎へ運ばれて、子供達は六畳でそれを食べて、夕飯ゆふげはそれで済んだ。飯酒家のみての英也はお照の見繕みつくろつた二三品のさかなで茶の間で徳利を当てがはれて居た。
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)