“飯米”の読み方と例文
読み方割合
はんまい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それがあいつらの飯米はんまいなのさ。言ってみれあ、こちとらの給金に当るものが奴らには燕麦なんだからなあ。それがあいつらの飯米って訳さ。
飯米はんまい一升買いの時代のあとには、一俵買いの時代も来、後には馬で中津川から呼ぶ時代も来た。新宅桝田屋の主人はもうただの百姓でもなかった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
貧乏旗本や御家人が、半年分の米を積んでおける餘裕のある筈はないから、みすみす半期の飯米はんまいが消えてしまはうとも、金に代へなければならない。
花火と大川端 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)