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飢饉年
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ききんどし
ふりがな文庫
“
飢饉年
(
ききんどし
)” の例文
足利の領下でも、わけて
飢饉年
(
ききんどし
)
などには、痩せ馬なみに市で売られる子が野菜籠の中や
陽溜
(
ひだま
)
りの辻に、群れとなって曝されるのはめずらしいことではなかった。
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
奥羽
(
おうう
)
その外の
凶歉
(
きょうけん
)
のために、江戸は物価の騰貴した年なので、
心得違
(
こころえちがえ
)
のものが出来たのであろうと云うことになった。天保四年は
小売米
(
こうりまい
)
百文に五合五勺になった。
天明
(
てんめい
)
以後の
飢饉年
(
ききんどし
)
である。
護持院原の敵討
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
よくよく下界も
飢饉年
(
ききんどし
)
らしい
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
飢饉年
(
ききんどし
)
は、ねえわい」
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
飢
常用漢字
中学
部首:⾷
10画
饉
漢検1級
部首:⾷
20画
年
常用漢字
小1
部首:⼲
6画
“飢饉”で始まる語句
飢饉
飢饉歳