食盛くいざか)” の例文
何分にも、十六七の食盛くいざかりが、毎日々々、三度の食事にがつがつしていた処へ、朝飯前とたとえにも言うのが、突落されるようにけわしい石段を下りたドン底の空腹ひもじさ。
売色鴨南蛮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)