食堂ストローヷヤ)” の例文
街のあんまり小ざっぱりもしていない食堂ストローヷヤで酢づけの赤キャベジを添えた家鴨の焼いたのをたべたりしているのだった。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
二月の夜八時、芸術座の手前の食堂ストローヷヤからある印象を抱いて出て来る。変に淋しい家であった。そこには、たった一人、ピストルを今鳴らされたばかりみたいなポーランド爺がいて、背広で、給仕した。
モスクワ印象記 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
食堂ストローヷヤ。菜食者のための第一、第二といくつもある。
(汽車の食堂は普通の食堂ストローヷヤより御馳走だ。)
新しきシベリアを横切る (新字新仮名) / 宮本百合子(著)