飛縁魔ひのえんま)” の例文
さては随筆に飛騨ひだ、信州などの山近な片田舎に、宿を借る旅人が、病もなく一晩の内に息の根がとまる事がしばしば有る、それは方言飛縁魔ひのえんまとなえ、蝙蝠に似たくちばしとんがった異形なものが
湯女の魂 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)