“飛札”の読み方と例文
読み方割合
ひさつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大坂表からは、秀吉直筆の迅速じんそく飛札ひさつが、すでに越後にとどいていた。上杉景勝としても、これを地方の一紛争と軽く見てはいられない。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
戦捷の飛札ひさつを添えて、中川瀬兵衛の首級は、直ちに狐塚きつねづかの柴田勝家の本営へ送られた。それと共に、玄蕃允は、使いをして
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
現在、都の探題職には、北ノ六波羅に北条範貞のりさだ、南ノ庁には北条維貞これさだがつめていた。飛札ひさつは、その南北探題の連名である。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)