飛乗とびの)” の例文
旧字:飛乘
アパートの入口に待たせてあった自動車に、三室銀子を押し込めるように乗せると、自分はその後から飛乗とびのって、深沢深を助手台に納めたまま、高円寺の家へ飛ばしたのです。
幾人かの子どもが前の子の帯をとらえて、連鎖式ともいうべき長い馬になり、それへめいめいが走って行って飛乗とびのるもので、是は胴乗どうのりと呼ぶ村もあって、馬飛びの運動との結合かとも思われる。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)