飄悠へういう)” の例文
彼が五尺の痩躯そうくきたなき木桶の中にありながら、しかも彼の心は飄悠へういうとして宇宙に高遊せり。貧困は彼に於て最良の、しかして又最愛の友なりき。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)