“願結”の読み方と例文
読み方割合
がんむす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
看経かんきん二タとき、巧雲は、御本尊の地蔵菩薩ぼさつまでが、いつかしら裴如海はいにょかいの色白な顔に見えてきて、るると乱れる香煙の糸もあやしく、心は故人の願解がんほどきどころか、わが生身なまみ願結がんむすびで、うつつはなかった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)