“頼寛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よりひろ50.0%
らいくわん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
真野陶後まのたうごの句がある。「蘭軒先生十七回忌。花の下に酔うて笑ふを手向哉。」陶後頼寛よりひろは屡改称した人である。群蔵、仲介なかすけ、幸次郎、佐次兵衛と三たびまで改めたのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
竹亭の子松宇は名を頼寛らいくわんと云つて、俳諧をたしんだ。松宇の子兵助は喜多七大夫の門に入つて、能師となつた。兵助の子が即ち我客幸作さんである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)