頬綿ほおわた)” の例文
四十二、三の好色家らしい売卜ばいぼく先生は、実に、白髯はくぜんを剃り落して、頬綿ほおわたをふくみ、音声まで巧みに変えた塙江漢はなわこうかんなのであった。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)