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頑物
ふりがな文庫
“頑物”の読み方と例文
読み方
割合
がんぶつ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
がんぶつ
(逆引き)
迷亭は待ってたと云わぬばかりに「うんその伯父さ、その伯父が馬鹿に
頑物
(
がんぶつ
)
でねえ——やはりその十九世紀から連綿と
今日
(
こんにち
)
まで生き延びているんだがね」
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
我々ひそかに案ずるに、君は決してかかる忠告を聴く者に非ず。その忠告者をば内心に軽侮し、
因循姑息
(
いんじゅんこそく
)
の
頑物
(
がんぶつ
)
なりとてただ冷笑したるのみのことならん。
徳育如何
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
時代後れの
頑物
(
がんぶつ
)
——まあわからずやの
張本
(
ちょうほん
)
、
烏金
(
からすがね
)
の
長範先生
(
ちょうはんせんせい
)
くらいのものだから、黙って
御手際
(
おてぎわ
)
を拝見していればいいが——僕の未来記はそんな当座間に合せの小問題じゃない。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
頑物(がんぶつ)の例文をもっと
(2作品)
見る
“頑物”の意味
《名詞》
頑固な人。
(出典:Wiktionary)
頑
常用漢字
中学
部首:⾴
13画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“頑”で始まる語句
頑固
頑
頑丈
頑張
頑是
頑強
頑健
頑迷
頑冥
頑愚
“頑物”のふりがなが多い著者
福沢諭吉
夏目漱石