頑凶かたくな)” の例文
生みの子の愛に迷ひ入りたる頑凶かたくな老婆ばゞに責められて朝夕を経る胸の中、父上御坐おはさば母在らばと、親を慕ひて血を絞る涙に暮るゝ時もあるてい、親の心の迷はずてやは
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)