鞍傍くらわき)” の例文
しかし昨日きのう、道に迷った難儀に懲りて、宿から、すぐ馬を雇って出ると、曳出ひきだした時は、五十四五の親仁おやじが手綱を取って、十二三の小僧が鞍傍くらわきについていた。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)