“くらわき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鞍側50.0%
鞍脇33.3%
鞍傍16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼のうま鞍側くらわきには、首一つ、みやげにいつけられてあった。いうまでもなく、今川治部大輔じぶのだゆう義元の首級である。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鞍脇くらわきにかかえて、たちまち、味方の船まで帰ってきた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし昨日きのう、道に迷った難儀に懲りて、宿から、すぐ馬を雇って出ると、曳出ひきだした時は、五十四五の親仁おやじが手綱を取って、十二三の小僧が鞍傍くらわきについていた。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)