面摺めんずれ)” の例文
原さんは別にいやな顔つきもせずに、黙って自分の言訳を聞いていたが、やがてあたまを振り出した。その頭は大きな五分刈ごぶがりで額の所が面摺めんずれのように抜き上がっている。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)