“めんずれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
面摺50.0%
面擦50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
原さんは別にいやな顔つきもせずに、黙って自分の言訳を聞いていたが、やがてあたまを振り出した。その頭は大きな五分刈ごぶがりで額の所が面摺めんずれのように抜き上がっている。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
プリムスのひとの額は、面擦めんずれのように両鬢りょうびんの隅が禿げあがっていたが、写真のほうは、額の真甲まっこうから脳天へ薄くなっている。
肌色の月 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)