やす)” の例文
彼この時において、寡婦孤児をたすけ、以て内外の大難をやすんず、千載の下、れか彼の精誠を諒するものぞ
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
「サア。やす(若先生)のあとは、ちょっとありませんね。ドングリばかりで……」
あやかしの鼓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
もしや信号を読み違えたでは無いか、もしや火星世界の望遠鏡が地球のより劣っているでは無いかなどと、しかして殆ど人心がやすり掛けた所であった。たちまちヒマラヤ天文台が再報告を発した。
暗黒星 (新字新仮名) / シモン・ニューコム(著)