“青錆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あおさび33.3%
あをさ33.3%
あをさび33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と錠前の寸法を当りながら、こう見ますとね、新聞のまだ残った処に、青錆あおさびにさびた金具の口でくいしめた革鞄の中から、紫の袖が一枚。……
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その中から現はれたのは、山吹やまぶき色の美しい小判の山と思ひきや、こと/″\青錆あをさびに錆びた穴あき錢ばかり。
お舟の持つてゐるのは、充分に古びを帶びた上、青錆あをさびまで浮いた眞鍮しんちゆうの迷子札で、小判形に『江戸麻布六本木庄司伊左衞門娘お藤、壬寅みづのえとら三月十七日生』