“霊代”の読み方と例文
旧字:靈代
読み方割合
たましろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
脇間から出てよろめくような足どりで霊代たましろのほうへ進んで行く。眼の前に霞のようなものがかかってなにも見えない。反対に出口のほうへ歩いて行かなかったのがふしぎなくらいだ。
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
其前から、霊代たましろとしてのほの思想もあつた処から転じて、兆象となる物を進めて、かくの如くあらしめ給へと、呪言者の意思を代表する意義のほと、其に関聯したほく動作も出て来た(ロ)。