トップ
>
雪甌
>
せつおう
ふりがな文庫
“
雪甌
(
せつおう
)” の例文
此涼しき
鈴
(
りん
)
の音が、わが肉體を貫いて、わが心を透して無限の幽境に赴くからは、身も魂も氷盤の如く清く、
雪甌
(
せつおう
)
の如く冷かでなくてはならぬ。太織の夜具のなかなる余は
愈
(
いよ/\
)
寒かつた。
京に着ける夕
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
この涼しき
鈴
(
りん
)
の
音
(
ね
)
が、わが肉体を
貫
(
つらぬ
)
いて、わが心を
透
(
すか
)
して無限の幽境に
赴
(
おもむ
)
くからは、身も魂も氷盤のごとく清く、
雪甌
(
せつおう
)
のごとく
冷
(
ひやや
)
かでなくてはならぬ。太織の夜具のなかなる余はいよいよ寒かった。
京に着ける夕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
雪
常用漢字
小2
部首:⾬
11画
甌
漢検1級
部首:⽡
16画
“雪”で始まる語句
雪
雪崩
雪駄
雪洞
雪隠
雪解
雪白
雪踏
雪舟
雪沓