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雪甌
ふりがな文庫
“雪甌”の読み方と例文
読み方
割合
せつおう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せつおう
(逆引き)
此涼しき
鈴
(
りん
)
の音が、わが肉體を貫いて、わが心を透して無限の幽境に赴くからは、身も魂も氷盤の如く清く、
雪甌
(
せつおう
)
の如く冷かでなくてはならぬ。太織の夜具のなかなる余は
愈
(
いよ/\
)
寒かつた。
京に着ける夕
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
この涼しき
鈴
(
りん
)
の
音
(
ね
)
が、わが肉体を
貫
(
つらぬ
)
いて、わが心を
透
(
すか
)
して無限の幽境に
赴
(
おもむ
)
くからは、身も魂も氷盤のごとく清く、
雪甌
(
せつおう
)
のごとく
冷
(
ひやや
)
かでなくてはならぬ。太織の夜具のなかなる余はいよいよ寒かった。
京に着ける夕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
雪甌(せつおう)の例文をもっと
(2作品)
見る
雪
常用漢字
小2
部首:⾬
11画
甌
漢検1級
部首:⽡
16画
“雪”で始まる語句
雪
雪崩
雪駄
雪洞
雪隠
雪解
雪白
雪踏
雪舟
雪沓