“雪平”の読み方と例文
読み方割合
ゆきひら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
炉に掛けた雪平ゆきひらの牛乳も白い泡を吹いて煮立ちました頃、それを玻璃盞コップに注いで御二階へ持って参りますと、旦那様は御机に倚凭よりかかって例の御調物です。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ある五月雨さみだれのふり続いた午後、Nさんは雪平ゆきひらかゆを煮ながら、いかにも無造作むぞうさにその話をした。
春の夜 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)