“雨宝陀羅尼経”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うほうだらにきょう66.7%
うほうだらにぎょう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と着た浴衣は経帷子きょうかたびら、使った行水は湯灌ゆかんとなる事とは、神ならぬ身の萩原新三郎は、誠に心持よく表を閉めさせ、よいの内から蚊帳かやを吊り、其の中で雨宝陀羅尼経うほうだらにきょうしきりに読んで居ります。
と云って、死霊除しりょうよけのおまもりをかしてくれた。それは金無垢きんむくで四寸二分ある海音如来かいおんにょらいのお守であった。そしてそれとともに一心になって読経どきょうせよと云って、雨宝陀羅尼経うほうだらにきょうという経文きょうもんとおふだをくれた。
円朝の牡丹灯籠 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
それから又こゝにある雨宝陀羅尼経うほうだらにぎょうというお経をやるから読誦どくじゅしなさい、此の経は宝を雨ふらすと云うお経で、是を読誦すれば宝が雨のように降るので、慾張よくばったようだが決してそうじゃない