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雑戸
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ざっこ
ふりがな文庫
“
雑戸
(
ざっこ
)” の例文
所謂班田にあずからざる
雑戸
(
ざっこ
)
となって、種々の雑業に従事し、或いは祖先以来の浮浪生活を続けて、傀儡子としてながく後に遺る。
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
しかし前申す通り、
雑戸
(
ざっこ
)
は賤民ではありません。その中の陵戸のみは、賤民扱いでありましたが、その他のものは賤民ではない。
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
古代の賤民としては、右に述べた官戸・家人・官奴婢・私奴婢・陵戸の五つだけでありますが、これ以外に、別に
雑戸
(
ざっこ
)
というものがありました。
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
古代
雑戸
(
ざっこ
)
時代・
傀儡子
(
かいらいし
)
時代の余習をついで、大多数の工業者・遊芸者等はみな賤しいものとされていたのである。
エタに対する圧迫の沿革
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
餌取はもと
主鷹司
(
たかづかさ
)
被管の
雑戸
(
ざっこ
)
で、後世の
餌差
(
えさし
)
と同一のものであった。彼らがもと必ずしも賤民でなかったことは、別項「餌取考」に於いて述べておいた通りである。
エタ源流考
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
▼ もっと見る
百姓以外のものはすなわち非公民で、それには
雑戸
(
ざっこ
)
と賤民との別がありました。
融和問題に関する歴史的考察
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
“雑戸”の解説
雑戸(ざっこ)とは、日本の律令制において特定の官司に隷属していた大化前代の職業部に由来する手工業を中心とした技術を持つ集団のこと。
(出典:Wikipedia)
雑
常用漢字
小5
部首:⾫
14画
戸
常用漢字
小2
部首:⼾
4画
“雑”で始まる語句
雑
雑沓
雑巾
雑魚
雑木
雑鬧
雑作
雑誌
雑言
雑人