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雑兵輩
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ぞうひょうばら
ふりがな文庫
“
雑兵輩
(
ぞうひょうばら
)” の例文
「
雑兵輩
(
ぞうひょうばら
)
の
支
(
ささ
)
えに懸けかまうな。二陣、三陣、
驀
(
まっ
)
しぐらに踏みこえ、ただ八幡の森を目がけよ。
彼処
(
かしこ
)
にこそ、信玄の本営はあるぞ」
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
もとより無知な
雑兵輩
(
ぞうひょうばら
)
である。わっとばかり寄りたかッて俊基の身に縄を
縛
(
か
)
けようとする。が、俊基はきびしい眉をいからせて、しりぞけた。断乎としてゆるさなかった。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「あッ、父上ッ。——てまえが行きます。
雑兵輩
(
ぞうひょうばら
)
の中へ、御自身、お踏みこみなされいでも」
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「や。……今のは兄の愛馬の声ではないか」と、馳けつけてきて、月明りにすかしてみると、今しも兄の曹操はわずかな
雑兵輩
(
ぞうひょうばら
)
の自由になって、高手小手に
縛
(
いまし
)
められようとしている様子である。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかも
雑兵輩
(
ぞうひょうばら
)
は、こんな潰滅状態のなかにありながらも
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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「
推参
(
すいさん
)
な
雑兵輩
(
ぞうひょうばら
)
、ここを無人の砦と思うて
紛
(
まぎ
)
れ入ったか」
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
雑
常用漢字
小5
部首:⾫
14画
兵
常用漢字
小4
部首:⼋
7画
輩
常用漢字
中学
部首:⾞
15画
“雑兵”で始まる語句
雑兵
雑兵劫掠
雑兵物語
雑兵雑炊
雑兵葉武者