陰紋附かげもんつき)” の例文
そばに頭を五分刈にして、織地のままの繭紬けんちゅう陰紋附かげもんつきはかま穿いて、羽織を着ないでいる、能役者のような男がいて、何やら言ってお酌を揶揄からかうらしく、きゃっきゃと云わせている。
百物語 (新字新仮名) / 森鴎外(著)