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陰深
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いんしん
ふりがな文庫
“
陰深
(
いんしん
)” の例文
室
(
へや
)
のまんなかにつったランプは、
心
(
しん
)
が出過ぎてホヤがなかば黒くなっていた。室には
陰深
(
いんしん
)
の気が充ちわたって、あたりがしんとした。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
お銀様の
生霊
(
いきりょう
)
がいちいちそれに乗りうつって、この薄暗い土蔵の二階の一間には、すべて
陰深
(
いんしん
)
たる何かの呪いの気が立てこめているようで、怖ろしくてたまらないから、急いで絵の本を伏せて
大菩薩峠:18 安房の国の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
陰深
(
いんしん
)
な土蔵の中は、無人の境のように静まり返って、やや暫くの後に
大菩薩峠:19 小名路の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
陰
常用漢字
中学
部首:⾩
11画
深
常用漢字
小3
部首:⽔
11画
“陰”で始まる語句
陰
陰鬱
陰影
陰気
陰翳
陰陽師
陰氣
陰欝
陰陽
陰々