“陰事”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いんじ50.0%
カクレゴト50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弟が上訴しなければ、その妻の陰事いんじは摘発されなかったであろう。妻の陰事が露顕しなければ、この裁判はいつまでも落着らくぢゃくしなかったであろう。
或は、吾々祖先の生活上の陰事カクレゴト、ひいては、古代の宮廷の陰事をも外へ出す様になるかも知れぬが、其が却つて、国の古さ・家の古さをしのぶ事になる。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)