“桜陰比事”の読み方と例文
読み方割合
おういんひじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
棠陰比事とういんひじ桜陰比事おういんひじといった、比事物の古書は案外役に立つ、私は盛んに利用するが、種の出所を必ず明記しているので、かつて文句は来たことはない。
銭形平次打明け話 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
そうしてこれを手始めに『諸国咄しょこくばなし』『桜陰比事おういんひじ』『胸算用むねさんよう』『織留おりとめ』とだんだんに読んで行くうちに、その独自な特色と思われるものがいよいよ明らかになるような気がするのであった。
西鶴と科学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
赤い太鼓 (京) 本朝桜陰比事おういんひじ、四十八歳
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)